検索順位を上げる取り組み – SEO対策について
「SEO(エスイーオー)対策」は、
「Google」 など検索サービスで上位表示するために行う施策です。 🔎
ホームページを制作している私たちはもちろん、
会社のホームページやブログ担当者の方にも、
基礎知識の習得がオススメされています。 😊
今回は「SEO対策」について紹介したいと思います。
目 次

SEO対策とは
「SEO対策」とは、
「Search Engine Optimization」の頭文字を取った言葉です。
日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。
Googleなどの “検索サービス” で、
検索順位を上げることを目的に取り組まれています。 ✊
上位1位は 「CTR(クリック率)」 が最も高く、
多くのユーザーを集めるアクセス経路となります。
順位が下がるほど 「CTR」 は下がり、
3位でも 「5%以下」と言われています。 😮
10位下位になると 「1%以下」となり、
クリックされる機会は “ほぼ偶然的”なものとなります。 😨
検索数が多い「ビッグワード」と呼ばれる 「検索ワード」 であれば、
1位以下でも多くのユーザーの獲得が見込めるため、
「SEO対策」 に取り組む際は、
上位表示を目指す 「検索ワード」 の選定も重要です。 🔎
「SEO対策」 によりアクセス数が増えると、
「お問い合わせ」 など「CV(コンバージョン)」の機会も増加します。 ✨
「SEO対策」 では、
「検索数」 「検索順位」 「クリック数」の確認が欠かせないため、
アクセス解析ツール「サーチコンソール」の導入が必須です。

検索順位について
検索順位は、ホームページの「品質」により決まります。
そして、検索順位の算出には、
👉 「クローラー」
👉 「検索アルゴリズム」
という、
2つのプログラムが関わっています。
クローラーとは
「クローラー」は、
日々、ホームページを巡回しているプログラムです。
Googleのクローラー「Googlebot」や、
マイクロソフトのクローラー「Bingbot」が、
ホームページの「文章」 や 「画像」などを解析し、
データベース化した情報を「インデックス登録」しています。
インターネット上には 「Googlebot」 や 「Bingbot」 以外にも、
様々なクローラーがホームページを巡回しています。
クローラーの巡回頻度は、
ホームページの品質や規模、公開期間によっても変わるため、
公開して間もないホームページは、
クローラーの巡回頻度が低くなります。
「Googlebot」 であれば「サーチコンソール」を、
「Bingbot」 であれば「Bing Webmaster Tools」を使用して、
クロール (インデックス登録) を促すことが可能です。
検索アルゴリズムとは
「検索アルゴリズム」とは、
ホームページを評価して検索順位を決めているプログラムです。
Googleは、検索サービスを継続的に利用してほしいため、
ユーザーの満足度が高いと思われるホームページを上位に表示して、
アクセスしやすくしています。
このようなユーザー満足度を優先する考え方は、
「ユーザーファースト」と呼ばれています。
そのため、
「検索アルゴリズム」は、
ホームページの写真や文章など 「コンテンツ」 の評価に加えて、
テキストが読みやすい「可読性」 の高いサイトや、
ボタンが押しやすい「操作性」 の高いサイトなど、
「ユーザビリティ」 の高さも、
高品質なホームページに必要な要素としています。
UI / UX について
Googleがどのようなホームページを評価しているのか、
下記のページで推奨事項を確認することができます。
Google検索セントラル
コアアルゴリズムアップデート
「検索アルゴリズム」は、定期的にアップデートが行われています。
その中でも、影響の大きいアップデートは、
「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれています。
それぞれ、下記のような名称が付けられています。(一部)
- パンダアップデート(2011年)
- ペンギンアップデート(2012年)
- ハミングバードアップデート(2013年)
- ベニスアップデート(2014年)
- モバイルフレンドリーアップデート(2015年)
- アウルアップデート(2017年)
2015年の「モバイルフレンドリーアップデート」は、
スマホ対応サイトの標準化が進む大きなきっかけとなりました。
2022年8月時点、最新の「コアアルゴリズムアップデート」は、
「Helpful Content Update」と呼ばれています。

会社のホームページで出来るSEO対策
WEB制作の専門知識がなくても、
👉 「コンテンツ作成」
👉 「被リンクの獲得」
で 「SEO対策」 に取り組むことができます。
以降では、ブログの作成で行える、
「コンテンツSEO」をメインに紹介したいと思います。
「被リンク」 については下記のブログで紹介しています。
よろしければご覧ください。
被リンクについて

コンテンツSEOとは
「コンテンツSEO」とは、
新しく 「ページ」 や 「ブログ」 を追加したり、
公開済みの 「ページ」 や 「ブログ」 に、
新しく情報を追加して行う「SEO対策」です。
会社の 「ブログ」 でも行える 「SEO対策」 ですが、
「アメブロ」 や 「note」 など 「外部ブログ」 の更新は、
自社サイトへの 「コンテンツSEO」 としての影響はありません。

E-A-T とは
作成する 「コンテンツ」 の内容には、
「E-A-T」という考え方を重視する必要があります。
「E-A-T」 とは、
⭐️ 「Expertise (専門性)」
⭐️ 「Authoritativeness (権威性)」
⭐️ 「Trustworthiness (信頼性)」
の頭文字を取った言葉で、
Googleが良質なコンテンツに求める3つの要素になります。
Expertise (専門性)
「専門性」は、
サイト全体やページ単体の掲載情報の統一感に求められる要素です。
例えば、ホームページ制作会社のブログに、
「飲食」 や 「ゲーム」 に関する記事が多いと、
「ホームページ」 に関するサイトとしての統一感は失われてしまいます。
逆に 「HTML」 や 「SEO」 など、
「ホームページ」 に関するコンテンツが多いと、
「ホームページ」 に対する 「専門性」 は高くなります。
Authoritativeness (権威性)
「権威性」とは、
社会的に権威があるとされる行政や企業のサイトに与えられる評価です。
Trustworthiness (信頼性)
「信頼性」とは、
「掲載情報の品質」 や 「セキュリティ」など、
安心して閲覧できるサイトに与えられる評価です。
👉 「コピーコンテンツがない」
👉 「内容に嘘がない」
👉 「常時SSL化」
などの要素が求められます。

SEOキーワード調査
「コンテンツSEO」 に取り組む際には、
上位表示を目指す「キーワード」の設定を行います。
「キーワード」 の調査では主に、
👉 「ターゲットキーワード」
👉 「同義・周辺キーワード」
👉 「サジェストキーワード」
を調べます。
調査には、
🔎 「Googleキーワードプランナー」
🔎 「Googleトレンド」
🔎 「ラッコキーワード」
などのWEBサービスを利用します。
ターゲットキーワード
「ターゲットキーワード」とは、
ホームページで紹介している 「商品」 や 「サービス」 の、
「ターゲットユーザー」 が使用している 「検索キーワード」になります。
「ランチ」 や 「食べ放題」 をしている飲食店であれば、
まず 「ランチ」 や 「食べ放題」 などの「検索ボリューム」を調査します。
安定した 「検索ボリューム」 があれば「ターゲットキーワード」 に設定し、
「SEO対策」 に取り組みます。
逆に思ったよりも検索数が少なければ、
別のキーワードを検討します。
同義・周辺キーワード
「同義・周辺キーワード」とは、
「ターゲットキーワード」 と同じ意味・近い意味を持つ 「キーワード」です。
「ホームページ」 の 「同義・周辺キーワード」 には、
「WEBサイト」 や 「HP」などがあります。
「ホームページ制作会社」 と 「WEBサイト制作会社」 の検索では、
近い意味でも検索結果が変わります。
より「検索ボリューム」 の多い方を選ぶことが一般的ですが、
敢えて 「検索ボリューム」 の少ない方を使用することで、
競合サイトとの競争を避けることもあります。
サジェストキーワード
「サジェストキーワード」とは、
検索窓に 「ターゲットキーワード」 を入力した際に表示される「検索候補」のことです。
「ホームページ制作」 の 「サジェストキーワード」には、
🔎 「ホームページ制作 熊本」
🔎 「ホームページ制作 会社」
🔎 「ホームページ制作 料金」
などがあります。
仮に 「ホームページ制作 料金」 という検索数が多い場合、
「料金ページ」 や 「料金コンテンツ」 を公開することで、
「ホームページ制作」 の 「SEO対策」 にとって有効とされています。

SEOで重要な 「html」 タグ
「コンテンツSEO」 の効果を最大化するために、
最適な 「html」 の使用は欠かせません。
次に 「Word Press」 など、
一部のブログサービスでも設定できる、
SEO対策に影響のある 「htmlタグ」を紹介いたします。
HTMLについて
タイトルタグ 「title」
「title」は、
ページのタイトルを設定する 「htmlタグ」です。
「title」 は、ページの概要を表す最も重要な要素です。
そのため、何について書かれているページなのか、
「title」 の中に入れる必要があります。
「ホームページ制作 熊本」といった検索で表示したい場合は、
「ホームページ制作」 と 「熊本」 を 「title」の中で使用します。
「ブログタイトル」 が、
「title」 として自動設定されるブログが多いので、
「title」 用の設定項目がない場合は、
上記の点に気をつけて 「ブログタイトル」 を設定します。
見出しタグ 「h1 〜 h6」
「html」には、
「h1」「h2」「h3」「h4」「h5」「h6」といった、
「見出しタグ」が用意されています。
「h1」 がページ内で一番重要な見出しになり、
低い数字の見出しほど、
ページ内の重要度が下がります。
「コンテンツSEO」の効果を最大化するために、
「見出し」を使用した「コンテンツ」の階層化は欠かせません。
画像属性 「alt」
「alt」は、
画像を読み込むタグ「img」の属性になります。
「alt」には、主に2つの役割があります。
1つが、
画像が読み込まれない状況で画像の代わりに表示されるテキストです。
もう1つが、
ホームページを音声読み上げで利用する際に、
画像を音声として読み上げる際のテキストになります。

SEOに悪影響 「重複コンテンツ」
アクセス数の多い人気ブログを「複製」し、
少し文言を変えただけで公開してしまうと、
そのページは「重複コンテンツ」として扱われてしまう可能性があります。
「重複コンテンツ」 として扱われてしまうと、
サイトの評価に悪い影響を与えてしまいます。
また 「ブログ」 を運営していると、
意図せずに似た内容の 「ブログ」 を公開してしまうこともあります。
このような 「重複コンテンツ」 を見つけた場合は、
「html」 の「インデックスの除外(noindexタグ)」や、
「URLの正規化(canonicalタグ)」を使用して、
サイト内のページ同士で悪い影響を与えないように設定します。