WordPressとは – 初心者向
緊張とワクワクのホームページ制作。
とくに最初のお打ち合わせは、
個人的に「緊張 9 : ワクワク 1 」の割合。 😊
お客様が、
😶 どんなご要望を持っているのか?
😶 それに応えられるか否か?
毎回✨ド✨緊張です。
どんなご要望にも 「応えられる」 が理想ではありますが、
無責任に「恐らく…出来ます!!」 とは言えません。
そんな私のような方も、
今回紹介する「WordPress」を知れば、
🤔 ブログを設置したい
🤔 メールフォームを設置したい
🤔 インスタの画像を表示したい
🤔 会員登録できるようにしたい
といったご要望に
「お任せ下さい👍」 と即答することが出来るはず!!です。
また、構築まで出来なくても、
「WordPress」 の機能を知っているだけで、
対応の「可or不可」に返答しやすくなること
間違いなし です。
そんな 「WordPress」 は、
世界シェア “No1” の「CMS」!!
インターネット上にある膨大な数のWEBサイト。
その“40%”近くが 「WordPress」で構築されています。
さらに日本のみに絞ると “80%”近くが 「WordPress」!! 🤩
WEBコーディング初心者の方は 「HTML」 や 「CSS」 と一緒に、
営業の方は提案の幅を広げるために、
ぜひ!! 「WordPress」に触れてみて下さい。
目 次

WordPressとは
「WordPress」とは、
WEBサイトのレイアウトや画像、テキストを管理する、
「CMS(コンテンツ管理システム)」のひとつです。
システムの大部分が、
プログラミング言語「PHP」で記述されているので、
「PHP」 を扱うことができれば、
独自の設定や機能追加も可能な 「CMS」 になります。
元々は 「ブログ」 に特化した「ブログシステム」でしたが、
アップデートや拡張機能(プラグイン)により、
ホームページ全体の管理・編集が行えるシステムとして、
人気と信頼を確立しています。
そんな 「WordPress」 には、
「WordPress.org」 と 「WordPress.com」という、
2つの種類が存在します。
WordPress.org
「WordPress.org」とは、
「WordPress」の「ソースコード」をダウンロードして構築ができる、
「オープンソース・ソフトウェア」型の 「WordPress」です。
自社のサーバーやパソコン上で構築ができ、
デザインを自由に編集したり、
独自の機能を追加することもできます。
「WordPress.org」を起動させるためには、
👉 PHPが動作するサーバー
👉 MySQL (データベース)
が必要になります。
🔎 WordPress.org
WordPress.com
「WordPress.com」 とは 「WordPress.org」上で動作する、
「マネージド・ホスティングプラットフォーム」 です。
カテゴリーとしては「Wix.com」に近いサービスとなります。
「WordPress.org」 ほど自由な構築は行えませんが、
「テンプレート」 と 「カスタマイズ機能」を使用し、
ある程度自由な「レイアウト」 や 「配色」の編集が可能です。
🔎 WordPress.com

「WordPress」 でホームページを制作する際に使用する言葉や意味を紹介します。
オリジナルテーマ
「WordPress」 で制作するホームページのデザインは、
「テーマ」 単位で管理されています。
この 「テーマ」 を切り替えることで、
サイトのデザインを簡単に変更することができます。
「テーマ」 の “インストール” や “変更” は、
管理画面「外観 → テーマ」から行います。
無料と有料、合計10,000以上の 「テーマ」 があり、
「テーマ」の検索では、
「ブログ」 や 「EC」 など 「用途」 で絞り込んだり、
「グリッド」 や 「カラム」 など 「レイアウト」 で絞り込むこともできます。
但し、ホームページ制作の現場では、
これらの 「既存テーマ」 を使用せずに、
独自の「オリジナルテーマ」 を制作することが殆どです。
「オリジナルテーマ」 は、
ゼロの状態から構築ができるため、
オリジナルデザインのホームページ制作に向いています。
「オリジナルテーマ」 を制作するためには、
「PHP」 や 「WordPress関数」などの知識が必要となります。

プラグイン
「プラグイン」 とは「WordPress」 に機能を追加するプログラムです。
「テーマ」 と同じく管理画面で追加・管理を行います。
「WordPress」 の開発元である
「Automattic社」 が提供している 「プラグイン」から、
他の開発会社が制作した 「プラグイン」 を
「Automattic社」 が採択した 「プラグイン」まで、
様々な用途・目的を持った 「プラグイン」 が提供されています。
下記は、用途・目的の一例になります。
- SEO対策
- メールフォーム
- Eコマース(ネットショップ)
- 会員登録
- 予約システム
- セキュリティ
- 求人ページ制作
「プラグイン」の注意点
便利な 「プラグイン」 ですが、
気をつけたい注意点が2つあります。
それは、
😨 不使用プラグインの削除
😨 信頼できないプラグインの非導入
です。
「プラグイン」 のデータは、
「WordPress」 内にインストールされます。
そのため、使用していない 「プラグイン」 を残しておくと、
「WordPress」 のデータ容量を圧迫し、
「サイトパフォーマンス」 に影響を及ぼす可能性があります。
「信頼できないプラグインの非導入」 に関しては、
👍 「Automattic社」 が承認している 「プラグイン」 を使用
👍 更新が止まっている 「プラグイン」 をインストールしない
などの注意が必要です。
インターネット上には、
管理画面の 「プラグイン」 検索ではヒットしない、
非承認の 「プラグイン」 が配布されていることもあります。
これらの 「プラグイン」 には、
サイトに悪影響を及ぼすものもあるので、
管理画面からインストールできる 「プラグイン」 の使用を推奨します。

投稿と固定ページ
「WordPress」 で追加・編集できる「ページ」は、
大きく「投稿」と「固定ページ」に分けられます。
「投稿」 とは 「ブログ」 などで生成されたページで、
「固定ページ」 とは 「投稿」 以外のページのことです。
「投稿」 も 「固定ページ」 も 「管理画面」で、
「URL(パーマリンク)」 や 「アイキャッチ」 の設定が出来ます。
さらに「Yoast SEO」などの 「プラグイン」 を使用することで、
SEOの設定項目を追加することも可能です。

ウィジェット
「ウィジェット」とは、
「投稿」 の 「新着一覧」 や 「カテゴリー一覧」など、
「ブログパーツ」を設置する際に利用する機能です。
「ブログパーツ」 は主に 「ブログ」 のサイドメニューに設置しますが、
「検索窓」 や 「カレンダー」などの 「ウィジェット」 は、
どのページに表示しても違和感がないので、
「ヘッダー」 や 「フッター」 に設置しても問題ありません。
管理画面に 「ウィジェット」 項目を表示させるには、
「functions.php」 に 「register_sidebar関数」を記述します。
登録した「ウィジェット」 をサイトに表示させるには、
表示させたいテーマのコードに「dynamic_sidebar関数」を記述します。
🔎 関数リファレンス 「register sidebar」

ローカル環境
前に 「WordPress.org」 の動作には、
「PHP」 と 「MySQL」が必要と書きました。
そのため、パソコン (ローカル環境) で構築する際は、
「XAMPP」 や 「MAMP」などの 「ソフトウェア」 を使い、
「PHP」 と 「MySQL」が使用できる環境を準備して構築を進めます。
「XAMPP」 も 「MAMP」も無料でダウンロードすることができます。
🔎 XAMPP
🔎 MAMP

ユーザー権限
「WordPress」 には 「ユーザー」 を追加・管理する機能があり、
「ユーザー」 には、レベル別の「権限」が付与されます。
- 管理者
- 編集者
- 投稿者
- 寄稿者
- 購読者
「管理者」 を最上位として、
付与される 「権限」 により出来ることに制限があります。
オリジナルの 「ユーザー権限」 を追加・付与することもでき、
「スケジュール入力」 や 「事業実績の更新」 など、
特定の操作のみ依頼したい場合に使用します。

カスタム投稿タイプ
インストール時点の 「WordPress」 には 「投稿」 というブログ機能が付いています。
ただ、会社のホームページには 「ブログ」 以外にも、
「事業実績」 や 「スタッフ紹介」など、
クライアント側で更新できれば便利なコンテンツがあります。
そのような、
1つの 「WordPress」 の中に複数の 「投稿」を設置する際に、
「カスタム投稿タイプ」を使用します。
「カスタム投稿タイプ」 の追加には、
「Custom Post Type UI」という 「プラグイン」 がオススメです。
「Custom Post Type UI」 には「投稿」 の 「カテゴリー」にあたる、
「カスタムタクソノミー」を作成する機能も付いています。

カスタムフィールド
「投稿」 や 「固定ページ」 の主な入力項目は「タイトル」 と 「本文」です。
基本的には事足りるのですが、
状況によっては独自の入力枠が欲しいことがあります。
そんな時、使用する機能が「カスタムフィールド」です。
「カスタムフィールド」の追加には、
「Advanced Custom Fields」という 「プラグイン」 がオススメです。
例えば「カスタム投稿タイプ」 で 「スタッフ紹介」 を作成した場合、
タイトルに 「名前」 本文に 「コメント」 を入れてしまうと、
「特技」 を別に入れたくても 「コメント」 内に入れ込むしかありません。
「カスタムフィールド」を利用すれば 「特技」 の入力枠を別に準備でき、
表示する際も独立して扱うことが可能です。

マルチサイト化
ドメインについて紹介したブログの中で
1つのドメインで複数のサイトを構築する際に「サブドメイン」を使用すると書きました。
🔎 ドメインについて
「WordPress」 にも、
1つの「WordPress」 で複数のサイトを管理する機能があります。
それが「マルチサイト化」です。
「マルチサイト化」することで、
複数のサイトを1つのWordPressの管理画面で一括管理することができます。
しかし、 「マルチサイト化」 に対応していない 「プラグイン」 などがあり、
不具合が発生するケースもあるので、
1つの管理画面で複数の 「WordPress」 を管理したい場合以外は、
「別のドメイン」 または 「サブドメイン」の使用をオススメしています。 (私見)